い(日記に見せかけた長い愚痴です。もうええわ!と思ったら、う、までお待ちください)

いーかげんにしろ!もうやっとれんわ!

どうも、ありがとうございました〜。

 

と、いうような言葉を突然発した方がいらっしゃり、今朝、そのことを知った。

 

この言葉はまさに今、僕が言いたい、いや、絶叫したいくらいだが、会社に向かってそれを言う、というのは人生のターニングポイントをバスコーンと刻むということ。

耳は正常ながらやや不安定(気分的にも)さらに、糖尿病の食事療法中でカロリーや糖質を制限している身としては、そんなパワーはない。

そんなパワーがあるなら、アイドルのライブに行きたい。

あと、なんだかんだ言っても、仕事が立て込んでる時以外はほぼ定時で帰れるし、自分の体調や持病にも配慮してもらっているので、今のところはこの場所で頑張っていこうと思っている。

 

が、そんなところでも、アクシデントは起こる。

世の中に絶対ってないよ、と、元日の生放送で股間の前の箱を落とした、日本でもっともデンジャラスな裸芸人アキラ100%も言っている。

 

結構な重鎮がいきなりバスコーン!したため、ザワザワしている中、今度は会社のサーバーが不調。

インターネットや会社内のネットワークにも入れず、という人、続出。昭和風に言えば、ぷっつん状態である。

ちなみに私はネットワーク関係も担当の一つのため、当然、そちらの対処をせねばならん。

 

しかし、今日は、新しいシステムを導入する日でもある。

12月に突発性難聴で入院し、なんとかほぼ元どおりになって一週間で退院した後、復帰初日に

「新しいシステムを組んでください。年明けに稼働し始めますので」

 

と言われて始まった仕事だ。

 

その言葉を聞いた時の心境は

 

お!?なんですと??

である。

 

確かに退院はした。ほぼ正常とも話した。しかし、その後ろに付く言葉をまだ発していなかった。

退院証明書には、「経過観察中であり、重労働ならびに肉体労働はしばらく避けること」と書かれており、上司には報告したが、パイセンには報告が遅れた。

 

初めてする仕事であり、本やネットで調べて勉強しながら進めねばならない。先も少し読めず、不安だ。ストレスと不眠が一番の大敵である難聴の経過観察中にこれをやってよいものか…多分、重労働に近い。でも、仕事である。

出勤した、ということは、一人前の働きをする、ということだ。

これをやれば、僕のネットワークやサーバーの知識や技術が深まる、とパイセンが思っていることも伝わってきたので、壊れないように注意して、何かあったらすぐに耳鼻科でステロイド、と頭において始めた。

 

それとは別に、退院してすぐ、動画撮影と編集の仕事も続いた。

頭がフラフラな日もあった。正直、ネットワークを組む仕事よりそっちの方がハードだなあとか思いつつ、なんとかかんとかこなした。40過ぎれば誰でも、こんなもんだろ、と独り言を言いながら。

 

ステロイドを途中一回飲んだが、それは、大根の収穫をめちゃくちゃ騒音がする工事現場の横でやった後のことだ。

家の手伝いである。

耳の病気は見た目に分からず、本人でもたまに異変に気付かない時があるので、周りは仕事を頼みがちだし、自分は無理しがちである。

家族だから余計に気安くもある。

思えばヘルニアになったのも、正月、お客様用の大きい檜の一枚板のテーブルを持った後だった…

 

まあ、ヘルニアは置いといて、耳の異変はなんとなくモヤッとしたものだったが、とりあえず病院に行った。意外と中程度の異変が分かったので、その日のうちにステロイドを飲み始めた。そのため量も少なく、期間も短めで済んだ。

ステロイドは免疫をなくし、体質も変えてしまう可能性があるため、できるだけ飲まない方が良い。

が、難聴にパシッと効くのはステロイドなので、必要最小限で飲むしかない。そのためには、早期発見早期治療が欠かせない。

 

スガシカオさんも、激しい耳鳴りや耳詰まり感など異変があったらすぐ耳鼻科に行き、ステロイドを飲む、と言っていたし。

 

まあ、そんなこんなで、入院中に発覚した糖尿病の食事療法も並行しつつ、準備を進め今日を迎えた。

 

朝早めに出社して、さあ、今日が終わりで始まりの日だ(今日から組んだネットワークを稼働するのでその保守、管理がはじまるのだ)と気合いを入れていた。

その準備をしている最中に、バスコーン、だの、ぷっつん、だの、僕に対するお問い合わせメールが何件かだの、今日中にこの画像とあのファイルを作らないかんとかなぜか次々に仕事が湧いてきて、さらに仕事が終わったら終わったで、帰宅時に、週末の会社のイベントの買い出しをして…もうほんとに、どこに向けていいか分からないが、いーかげんにしろ!という状況だったのです。

 

ということで、毎日50音を順番に一文字ずつ書き出しとテーマに使うブログ、前振りが随分長くなりましたが、2回目の今日の文字は「い」

テーマは、いーかげんにしろ、です。

いーかげんにしろ!は、漫才の終わりの定型句の一つですが、最近はそれ以外にもいろんなパターンがありますね。

「もういいぜ」という自分たちだけの終わりの言葉でしめるサンドウィッチマン方式。

「もう!」と叫んで、静かに頭を下げて終わる南海キャンディーズ形式。

「もうええわ!」「え?フォーエバー?」などと終わろうとするところで流れに逆らい、意味もなく続けようとする、2017年M-1グランプリとろサーモン形式。

終わりの形もさまざま。もっと言えば、ボケ、ツッコミ、という従来の概念に収まらない漫才も増えてきてる気がします。

ツッコミ、というのは、わからないことがあると、なんで?値段がわからないものがあると、なんぼ?と真実を追求する関西人の思考、行動様式から生まれたものだと僕は思っています。

スリムクラブ、という沖縄出身の漫才師がいます。

声がカスカスのボケである、真栄田(まえだ)さんと、坊主頭で、漫才の役割としては一言では言い表せない独特の役割をしている内間さんのコンビです。

だいたい、真栄田さんはとにかくおかしな人(ややサイコパス気味)を演じ、内間さんは、そんな人の言うことも一度受け入れて、そこから真面目に対応をする人を演じます。

沖縄の人は自分の基準でわからないからといって、即座に答えを求めず、まずは寄り添って、そこからこの人なんなんだろう?と考え、どうにも我慢がきかなくなって初めてはじけるような言葉がでる。

スリムクラブは、余程でないかぎり、てーげーで済ませてしまう沖縄の人たちの思考や行動に沿っているため、僕ら外部の人間には新鮮で、かつ、彼らには自然で、無理がないため、漫才がリアルになります。

ボケでない方の内間さんは、最初は関西風のなんでやねん!的なツッコミをしていた様ですが、徐々に、ツッコミではなく、自然な形で漫才をするため、普段の一般的沖縄人としての、話を丹念に聞いて振り回されながら異質な人間に立ち向かう、という役割になっていき、それが独特のテンポと間、筋の展開を作り出し、M-1決勝の最後の3組に残るまでに至ったのです。

このように出身や環境、人物によっても、漫才の形や役割は変わっていく…

前振りが長すぎたのでここから先は、ま、とかの時に書きたいと思います。もう24時超えちゃうし…

と、前振りが本編だった、というナイツの漫才形式の今日の日記、このへんでやめさせてもらうわ!

もういいぜ。

おやすみなさい。