うわ、これから画像を作るんですか?…終業まであと10分…もっと早く言ってよ〜。後回しにできる仕事もあったのに〜。牧之原から通ってんだよ〜。この後、イベントの片付けもあるのよ〜。

と心の中の萩本欽一さん(仮装大賞の司会で遠くの地方から中学生が団体で来たけど、あと少しのところで落選しそうな時に、審査員に点数を入れてあげてよ〜とお願いするバージョン)が動き出した土曜の夕方。

画像を作った後、イベントの後片付けの途中、クーラーボックスを運んでいるときにフタが外れ、親指の爪が割れる…。

なんでそ〜なるの!

と2度目の脳内欽ちゃん登場(まだ、小堺一機関根勤に、「ん〜ダメだな。素人!0点!!」という、穏やかな口調で辛辣かつ冷徹なダメ出しをする前の、若手の頃バージョン)

親指にばんそうこうを貼るか迷いながら、気を落ち着かせるためにツイッターを見た僕の目にある情報が飛び込んで来た。

タワレコで、耳に挟んで使用する、耳をふさがない耳に優しいイヤホンが販売されているとのこと。

難聴から回復後、右耳がやや不安定な僕としては、嬉しい情報。

 

(あ、こちらは、毎回50音から順番に一文字取り出し、書き出しと、さらにその文字をテーマの頭の文字にするブログ、というか日記、というかだらだら頭の中を垂れ流す時間です。今日は3回目なので、う、で始まりました。

テーマは「うれしい」です。このカッコの中は説明文なので頭の中で一回捨てちゃって、先にお進みください。)

 

だが、その情報より、さらに驚いたのはそのツイートをリツイートした情報の発信源。

数年前に突如活動を停止したまま、どうしたのか分からなくて気になっていたアイドルさんだったのです!

最近、たまたまその人の曲をiPhoneで聞いたらなんかすごく良くて、あれ、この人今どうしてるかな?幸せに過ごしてれば良いな。と思っていたところでした。

なぜ、そんなことを思っていたのかというと、その人は会社のマドンナ的存在の人にソックリで超かわいい美人、ということもあるのですが、僕とおなじく耳に持病があったからです。

 

僕が大好きなアイドルグループも持病が原因で辞めていました。

しかし、その後、2年後ぐらいに突如ソロとして復活。

ライブを見に行き、元気に歌ってたし、笑顔で一緒にチェキを撮り、お話もしました。

耳の調子が良くなったんだな、良かったな…と安心しつつ、チェキを見ながら新幹線に乗って帰ったのを覚えています。

その後、CDも、シングル、アルバムと出して、勢いがついてきたな、すごいな、と思っていたら、いきなりライブの出演停止。活動休止。さらには半年後、活動終了。

 

後で、聞いたのですが、復活時、耳が治っていたのではなく、色んな工夫や努力、忍耐の末、なんとかステージに立っていたようです。

一緒に話していても全く気付きませんでした。

耳の病気は他人には目に見えないので、本人が頑張ってしまえば分からないのです。

僕なら、そんな怖くてつらくて体力的にも精神的にもキツいこと、笑顔でできません。
というか、どんな顔でもできません。

 

彼女がグループを辞める前に言っていた症状、その時僕が聞いた限りではライブ会場のような特殊な環境で起こるもの、という感じでした。

しかし、それは違いました。

今年の冬、僕は突発性難聴で、これまでの低音とは違う中音域の聞こえがものすごく落ちて入院したのですが、その回復途上で僕の耳に起こったことと、彼女が前に話していた症状が同じものでした。

つまり、彼女の症状はおそらく難聴で、いろいろな苦難に耐えながらギリギリの状態でステージに立っていたのです。

耳は三半規管もあるので、聞こえる音のバランスが崩れると、三半規管にも影響が出て、ぐるぐるめまいがしたりします。

僕はあんまりめまいはないのですが、女性はめまいがする人が多いようです。彼女もライブ中、たまにぐるぐるする、と言っていた気がします。

その時は、ライブの中だけの特別な問題だと思ってましたが、違いました。

僕の推測が確かなら、日常でも聞こえが悪いのは同じ。少しでも大きな音は辛いし(電車に乗るのも辛いという人もいるくらいです)バランスが取りにくいので疲れやすくもなります。

 

そんな中で、一度は辞めたものの、また、僕らのためにか、自分のためにか、両方か、わかりませんが、今度はソロで復活。

どうなるかわからなくで不安なはずだし、体も耳も辛いはずなのに微塵も感じさせない楽しいステージをこなして、CDリリースイベントも走り抜けた後の突然の終了。

 

当時は分からなかったのですが、その後の話と、僕が入院したことで分かったことから、いろんな点が繋がって、昔聞いていた事と事実が結びつき、なんとも言えない気分になりました。

僕は幸い、先生や看護師さん、家族や周りの人のサポートのおかげで何とか安定を取り戻しましたが、彼女は今どうしているんだろう。と、退院後、復活当時のCDを聞いていました。

すごくかわいくていい曲で、それだけに切ない気持ちになりました。

 

そんな中、今日、何年振りにか、彼女の消息が分かったのです。

元気で、歌ってはいないものの、ダンスはしていること。

ダンスの動画配信もしていて、楽しく頑張っていること。

動画の中で仲間と明るく話していたので、今、多分幸せであるのではないか、ということが分かって、ほんとに嬉しかったです。

 

本人ともツイッターでやり取りできて、ああ、良かったなあ、と。じわりじわりとおなかの底から暖かなものが湧いてくるような。

 

ホントはきょうの、う、は、右往左往、でまた愚痴の垂れ流しになるところだったのですが(最初はほぼ愚痴でしたが)、嬉しかったので予定を変更して、お送り致しました。

 

う。もう日付が変わる。

 

おやすみなさい。