かいさん…海からとれること(物)

あ、ちがう。こっちじゃない。食事療養中で1日1600キロカロリー生活をしているため、どうも食べ物に目が行ってしまう…もとい!

 

かいさん…1)集まっていた人びとの行動が自由になること。2)会社や団体が組織を解いて無くなること。「会社(歌手のグループ)がーする。」3)議会において全議員の資格を解除すること。しばしば衆議院のそれを指す。

 

新明解国語辞典に書いてありました。

国語辞典で、歌手のグループが、と例示されているのに驚きましたが、そのあとの、「-する」というのが…ーで済ませるなよ、-、で!!!。辞書の表記で一般的なものとは知っていますが、-とはなんだーとは。歌手のグループの解散を何だと思っているんだ!テレビやネットにいっぱい出ていて有名なグループなら解散しても、その後、別の場所で見られるかもしれない。でも、そうじゃないグループは、もう、これでメンバーを見ることができないかもしれないんだぞ!ほんとにこれが最後になっちゃうかもしれないんだぞ!!!

アイドルグループの解散はヲタにとっては一大事である、ということを辞書にあたることで示してみました。

今書いたとおりです。ホントに最後かもしれないのです。

前回の「お」の回でおわり、というテーマでアイドルネッサンスの解散ライブに行ったお話をしようと思ったのですが、アイドルネッサンスの説明で終わってしまいました。

ここから、2018年2月24日、アイドルネッサンス解散ライブ当日のお話です。

会場の横浜ベイホールに着くと、もうそこは人、人、人。

開場2時間以上前の物販に長蛇の列。僕の前にいた人はもう一回物販でグッズを買って、もう一度列についた人…。今日は物販1回会計につき、一回くじがひけて、当たればメンバー直筆チェキが当たるので、それ目当てでもう一度並んだ人たちなのです。

列に最初についたのは11時らしい。僕は静岡を朝早く出ないとその時間に着けないので、そりゃーむりだ、と笑ってしまいました。

50分待ってようやく物が買えました。くじはやっぱはずれ。ライブ会場でものが当たった覚えがないので、まあそんなもんか、と会場を一時あとにし、ヴィダーインゼリーとソイジョイ、水を買って、会場に戻ります。

今回は整理番号が51番なので比較的前の方に行けました。ステージからそれほど離れてなくて、ちょっと高くなっている場所の一番前。柵があるので見ているときはもちろん待ってる時も寄り掛かれて楽なので中央の柵付近をゲット。パーカーを巻き付けて領域を確保。安心してヴィダーをちゅーちゅー。

さあ、ライブです。

ライブでは最初から泣きそうになってこらえているメンバーがいて、それがいつもしっかりMCを仕切るしっかりものの子だったので余計にぐっと来てしまいました。

そんな中ですが、ライブはいつも通り、というか、いつもよりも盛り上がって、楽しくてしょうがない。僕としては久しぶりだし12月に突発性難聴になってから3か月ぶりのライブなので、楽しさ半分、寂しさ半分、心配半分で計算が合わないのですが、とにかくいろんな感情がぐるぐる回って大変でした。

楽しい、歌うまい、ダンス最高!、笑顔も、ていうかもともとの顔が素敵。

最初見た時にはまだみんな中高生で幼かったのに、今は声もしっかりして、ちゃんとしたパフォーマーになって。もう思い出やら、今日の感情やら、ヲタの感情ノリすぎのコールやら、なんやらかんやら…。

で、あっという間にライブは最後の1曲。デビュー曲の「17歳」

イントロが始まった瞬間、有志が用意した白いサイリウム(アイドルネッサンスは白がイメージカラー。衣装もみんな白。カレーうどんが怖い)が客席で一斉に掲げられます。メンバーはイントロ時は最初後ろ向きからスタートなので、前を向いた瞬間、真っ白な一面の光の束にメンバーみんながもう涙。

17歳はほんとにいい曲で、いろんなアイドルがコピーするほどの名曲。

何度も何度も聞いたこの曲もほんとにこれが最後。

キョウイチ、いや、今までで一番のノリ。

ああ、終わってしまう。でも、最後だからこそ、楽しく、力いっぱい楽しもう。

演者と観客が一つになってアツく溶け合う。そして、

♪それだけが、ああ、すべてだ…という最後の歌詞が聞こえて

舞台から彼女たちが去ります。

アンコール、アンコール、アンコール、アンコール

やっぱあるのか???

いつもはお約束のアンコールのコールですが、今回は半信半疑で、でも、会場アナウンスがないってことはあるんだよな、あるんだよな?と思って僕も自然に大きな声でコールをしていました。

しばらくして、メンバーが登場。

最後、もう一曲だけ、歌います。曲はもちろん

17歳!

みんなで歌いましょう!!!とメンバーがいうと、観客スタッフ演者全員で大合唱。

実は一緒に声を出して歌いたかった、というのもみんな一度は思ったことがあると思います。最後にそれがかなって、楽しくて楽しくて切ないけど、もう楽しさしかない。冬と春の境目のどこよりも暖かな空間。とにかく楽しかった。多分ずっと忘れないと思います。

 

最後はライブハウスの真ん中の音響席にいたチーフマネージャー氏が感謝の挨拶をして終了。

 

帰る前に、終電が近いのに、物販に再度並んで、涙をこらえて一生懸命歌っていた宮本真凛ちゃんのサイン入り生写真を買い足し(他にも3名ほど買い足し)クジをまた引く。どうせ…当たったー!!!そしてチェキを引く。なんと、推しの原田珠々華(はらだすずか。と読みます。ここから先のカッコ部分は、かなり長く鬱陶しい恐れがありますので、ピリピリしている方はパスしてください。とにかく歌がうまい。ミュージカル経験もある。きれいでカワイイ。若いころの吉行和子似。本人はほんとに自分に自信がない。短所に自信がない、と書くくらい。でも今年の夏、髪形をぱっつんから前髪を作って、急にかわいく激変。特典会やチェキを撮るとき話してもあざとさがなく、かつ、かわいい。で、奥ゆかしい。弾き語りもできるので、歌手とかで出てこないかなぁ…)の直筆チェキが当たった!直筆の内容は「クイズ:私が今年お年玉で買ったものは何でしょう?」

どーでもいい!!!けど、そのどうでも良さが、たまらなくいい!!!!!だってその答えを知っているのはヲタの中で僕だけだから…キモイ!俺、キモイよ先生。

まあ、この病は誰も治せないのであきらめるとして、会場を後に。物販に寄ったのでほんとギリギリ。ダッシュ元町・中華街駅へ。みなとみらい線東横線横浜線東海道新幹線東海道線の終電乗り継ぎリレー。

駅間でダッシュを繰り返しなんとか藤枝に到着。

楽しかった。今日のあの会場のこと。それまでに通ったライブハウスやリリイベの時のタワレコ。最初に光を見たTokyo Idol Festival2016のガンダム横ステージ。

すべての思い出が僕を少しだけ暖かくしてくれるだろう。

2018年2月24日、横浜ベイホールにいたすべての人に幸あれ!